就学移行支援の書類、何を書けばいいのか悩んでいる方が多いと思います。
私もその一人で、書くのが少し大変&面倒だと感じました(最低な親)
それでも、大丈夫です!就学移行支援は、完璧な書類を作ることが目的ではなく、お子様のためによりよい学校生活を送るためのサポート一つです。
この記事では、「どんなことを書けばいいのか」を私が実際記入した具体的な例とともに解説します。少しでも気持ちが楽になり、スムーズに書けるお手伝いができれば嬉しいです!
就学移行支援シートとは
お子様が安心して小学校生活を送るために、必要な支援や配慮を学校側と共有することを目的としています。
お子さまの好きなことや得意なこと、もちろん苦手なことにも目を向けながら、よりよい学習環境を整えるための資料として利用されます。
現在通っている保育園や幼稚園、療育施設と協力して書いていきましょう!
息子が通っている療育の先生からは「療育に通っている方は絶対書いた方がいいです!!書けば書くほどメリットありますよ」と教えていただきました。
療育に通っていないお子様も出すことが出来るそうです、小学校の先生に心配なことを伝えても良いそうです。ぜひ活用していきましょう。
どこでもらえる?
相模原市では陽光園、各区にある子育て支援センター療育相談班、保育園や幼稚園等で受け取ることができます。HPでもダウンロードが出来ました。
書くことのメリット
お子さまに合った継続的な支援を受けられるようになる
子どもの得意なこと、苦手なこと、課題としていることを考慮し、子どもの成長や変化に合わせて定期的に支援を見直し、更新されていきます。長期的にお子様に合った環境を整える手助けになります。
保護者と学校が協力しやすくなり、先生との情報共有がスムーズになる
事前にお子様の情報を伝えることで、保護者と学校がスムーズに連携できるようになります。
支援の方向性が共有できていると、入学後に「思っていた支援と違う…」というズレを軽減でき、先生も具体的な対応がしやすくなります。
得意なこと・苦手なことを整理でき、支援の必要性を客観的に伝えられる
書くことで、得意なことや苦手なことなどを明確化できます。また、支援が必要であることを文書として整理して伝えることで、学校側もお子様のことを理解して対応しやすくなります。
不安を減らし、安心して入学を迎えられる
事前にしっかりと情報を伝えておけば、「先生に知ってもらっている」から安心という気持ちになり、入学後の不安を少し減らすことができます。
書くことのデメリット
メリットだらけのなか、唯一のデメリットは書くのが大変ということだと思います。
見栄を張らずにありのままを記入するって意外に難しいですよね。
それに家や保育園や幼稚園、療育施設での姿は少し違うかもしれません。
我が息子は、家では自己主張強めですが、保育園ではあまり意見を言わず、療育施設Aでは優等生タイプ、療育施設Bではハイテンションになると自己主張強めのようでした。
【こんな支援が助かる】の箇所は我が家の場合はこう書きました
困りごと「なかなかトイレにいこうとしない」

だって、トイレに行くのが面倒!いま楽しく遊んでいる

いつもギリギリで、便器を汚すこともあるよね・・・
休み時間に行けるか心配。水分補給もあんまりしないよね
こんな支援があると嬉しいです!→休み時間にトイレに行くよう促してほしい、水分補給を促してほしい
困りごと「予定変更があると戸惑う」

いつもと違う状況で指示すると聞いていない場合や理解していない場合がある
こんな支援があると嬉しいです!→事前に予告する、変更になった理由を伝える
困りごと「調子に乗りすぎてしまう」

テンションが上がって楽しくなってきたー!!

楽しくなってしまっていたり、かっこいいと思っているみたいだね
こんな支援があると嬉しいです!→大きな声で注意するのではなく、今何をしたらよいのか伝える、周りがどう思うのかなど本人が考えられるように促してほしい
困りごと「テンションが高くなり、そわそわする」

〇△×~(なんて話しているか聞き取れない)

話している内容がよくわからなくなっているよ。言葉の意味が分からないのかな?話を聞きそびれてしまったのかな?
こんな支援があると嬉しいです!→短い言葉で説明してほしい、言葉がわかっているか、それとなく聞いてほしい
困りごと「急に遊びから抜けてしまう」

みんなと遊んでいたけど他の遊びがしたくなったなー。ぬけよ

あれあれ、まだみんなで遊んでいるのに・・・つまらなくなっちゃったかな?ルールがわからなくなちゃったかな?
こんな支援があると嬉しいです!→抜けることは否定しないでほしいが、急に抜けられたら一緒に遊んでいる人たちの気持ちを考える機会は作ってほしい
もし遊びの途中なら、きりの良いところまでは続けてほしいことを伝える
なぜ抜けるのか理由を聞いて、自分で一緒に遊んでいる人たちに伝えられるように促してほしい
まとめ
就学支援シートは、お子様が安心して学校生活を送れるよう、先生と情報を共有するためのものです。書けば書くほど、お子様のことが情報共有されてメリットしかありません。
唯一書くのが大変で面倒というところはあります。しかし、通っている療育施設と保育園や幼稚園の先生方と共有して、お子様が安心して過ごせるよう作っておくと、少し就学への不安は取り除けるのかなと思います。
お子様の日常の様子や困っていること、好きなことなどすべてを完璧に書く必要はありません。 まずは簡単なので大丈夫!少しでもお子様が楽しい学校生活を送れるよう書いていきましょう!