【お祭りで調理する方必見!!】歩留まりって知ってる?知って得する考え方

お祭り運営

普段、家で料理をしていると出来上がった量を量ることってありますか?
私は調味料や具材の量を量ることはあっても、調理後は全く量りません。
(ちなみに大体が目分量です)

お祭りなどお客さまに提供するときに、いつも自宅で料理するときのように調理した場合、大量に足らなくなったり、余ってしまうことがあると思います。
足らなくなれば途中で購入すればいいのですが、なるべく慌ててスーパーに駆け込むことはせずに
調理したいですよね?
今回はそんな方のために調理における歩留まりの考え方をご紹介します。

歩留まりってなに?

原料や素材の投入量に対し、実際に得られた生産数量の割合のことです。また、歩留まりを百分率で示した数値を「歩留まり率」といいます。

https://www.keyence.co.jp/ss/general/fa-glossary/0045.jsp#:~:text=%E6%AD%A9%E7%95%99%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%82%88%E3%81%BF%EF%BC%9A%E3%81%B6%E3%81%A9%E3%81%BE%E3%82%8A,%E3%81%AE%E5%89%B2%E5%90%88%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

実は料理をしていると、食材を100%使えることって難しいです。
例えば、スーパーでキャベツを買ってくると、生ごみとして捨てる部分がありますよね。
外の葉をとる、芯をとる、傷んでいる箇所を省くなど。


「食べる部分÷キャベツ全体(食べる部分+捨てる部分)×100=歩留まり」となります。

食べる部分を増やすことで、歩留まりを上げることが出来ます。
また、フードロスにもつながりますね。

これをお店に例えてお客様に食べ物のメニューを提供するときは、
歩留まりを頭に入れて、販売価格やトッピングする量、材料の購入量などを決めていきましょう。

実際のメニューから歩留まりを見てみよう

ワッフルの場合

1皿に1個ワッフルを提供する場合は歩留まりほぼ100%です。
もし1皿にワッフルを半分提供する場合は約50%。

ワッフル以外にも、フランクフルトを1本で提供や焼き鳥を1本で提供する場合は、
ほぼ100%になります。

フライドポテトの場合

出来上がり量÷投入量×100で計算することができます。

「1kgのフライドポテトを油で揚げると、700g出来上がった」
この場合は、
700g÷1000g×100=70%ということになります。

では、歩留まり70%、1食10g、1000人分用意するには、
1kgのポテトは何袋用意すればよいでしょうか?
1食10g×1000人分=10,000g必要
1kgで700g出来るので、
10,000g÷700g=約14.3袋あれば足りそうです。
余裕をもって、15袋購入すればよさそうですね。

使う原料すべての調理前と調理後の重量を量ると、過不足をなくすことが出来ます。

乾麺を使う場合

うどんを鍋でゆでる
「100gゆでると大体300gくらいに茹で上がります」
この場合は、
300÷100×100=300%

減るのではなく増えます。
固くゆでる場合は、300%以下になります。
半生うどんや生うどんの場合も、歩留まりが異なります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
食品会社に勤めていても、歩留まりの計算は読み間違えることは多々あります。
調理する人がいつもと違っていたり、仕入れた材料がいつもより傷んでいたりとか
いろいろな要因が重なって思っていた以上に歩留まりが悪くなります。

なので、プロでも完璧に出来ることはありません!!
お祭り中に大量に余ったや足らなくなった~!という言葉が、
今回のお話で解消できれば幸いです。

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